フェルミ推定の基本|前提確認・分解・計算・示唆出しの型
フェルミ推定は、暗算力だけの勝負ではありません。最初に何を推定するのかを定義し、面接官が追いやすい式に分解し、最後に数字の意味を説明する練習です。
最初に前提をそろえる
フェルミ推定では、いきなり計算に入らないことが大事です。対象地域、対象期間、対象顧客、売上なのか人数なのか利用回数なのかを短く確認します。たとえば『日本のオンライン英会話市場規模』なら、日本国内、年間、個人利用、受講料売上を対象にする、といった形です。
分解は、面接官が追える式にする
市場規模なら、対象人口 × 利用率 × 年間利用頻度 × 単価、のように分解します。売上なら、顧客数 × 購入頻度 × 平均単価、手数料なら、取扱高 × 手数料率、のようにします。大切なのは、式がきれいかどうかより、なぜその分解にしたのかを説明できることです。
数字は細かさより桁感
本番では、完璧な統計値を知っている必要はありません。人口や利用率をざっくり置き、丸めて計算し、最後に桁がずれていないか確認します。数字を置いたら、『なぜその水準と考えたか』を生活感や顧客行動から補足できると強くなります。
最後は示唆まで出す
推定値を出して終わると、ただの計算問題に見えます。上振れ要因、下振れ要因、実際に検証すべきデータ、事業判断への意味まで一言添えると、ケース面接らしい回答になります。
よくある深掘り質問
『その利用率はなぜ妥当ですか』『単価を変えるとどれくらい結果が変わりますか』『その市場は伸びていますか』『この推定結果から、どの顧客を狙うべきですか』といった質問が来ます。深掘りは、式を否定されたのではなく、前提をより良くする機会として受けてください。
読んだら1回試す
記事で確認した型は、実際に話してみると詰まる場所が見えます。前提確認、分解、計算、深掘りへの返答まで、1問だけ本番形式で試してみてください。
フェルミ推定を本番形式で練習する