ケース面接の新規事業問題|考え方・例題・収益性の見方
新規事業ケースでは、アイデアの面白さだけでなく、顧客課題、市場性、自社が勝てる理由、収益性、実行上のリスクを一つの判断につなげます。論点を広げすぎず、優先順位をつける進め方を整理します。
最終更新: 2026年8月14日
最初に、新規事業の目的と成功条件を確認する
売上成長、新しい顧客接点の獲得、既存資産の活用など、目的によって良い事業案は変わります。目標売上、黒字化までの期間、投資上限、対象地域を確認し、『誰のどんな課題を、なぜ自社が解くのか』を判断の中心に置きます。
市場・顧客・自社・収益性・実行難易度で見る
市場規模と成長率だけでは参入理由になりません。顧客の未解決課題と支払意思、競合の代替手段、自社の顧客基盤・ブランド・データ・販路、売上と変動費の構造、必要な人材や規制を確認します。各論点を同じ深さで見るのではなく、結論を左右しそうな不確実性から検証します。
例題:鉄道会社が法人向け移動支援サービスを始める
顧客候補を、大企業の出張管理、地域企業の通勤支援、自治体の移動政策に分けます。まず既存の法人契約と運行データを活かしやすい大企業を仮説に置き、経費精算の手間や移動費の可視化という課題を検証します。競合は交通予約サービスや経費精算システムであり、鉄道会社ならではのデータと販売網が差別化になるかを見ます。
収益性は、単価と獲得件数だけで判断しない
売上は『契約社数 × 1社当たり利用者数 × 月額単価』などで置けます。そこから開発費、法人営業、運用サポート、決済・連携コストを引き、損益分岐点を見ます。既存事業への送客や解約抑制など、直接売上以外の価値を含める場合は、何をKPIにするかを明確にします。
提案は、小さな検証と撤退条件まで示す
不確実性が高い新規事業では、最初から全国展開を勧めるより、顧客ヒアリング、試験導入、継続率や利用頻度の確認を段階的に行います。『3か月の実証で契約継続意向と利用率を確認し、基準を下回れば対象顧客か提供価値を見直す』のように、次の判断条件まで示します。
読んだら1回試す
記事で確認した型は、実際に話してみると詰まる場所が見えます。前提確認、分解、計算、深掘りへの返答まで、1問だけ本番形式で試してみてください。
新規事業ケースをAI面接官と解く